NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール観戦記 [合唱]
昨日、NHK全国学校音楽コンクール全国コンクールに行ってきました。今回は、6名の団員の子供達と一緒に行きました。一緒に行って、本当に楽しかったです。
朝、空港に行くと、全員そろっていました。空港まで保護者の方が送ってくださいました。感謝です。保護者の中には、この空港にお勤めの人もいて心強いです。
飛行機の中で子どもたち、オモチャをもらい、うれしそうです。小学生はオモチャをもらえるんですね。 お絵かきをしたり、音楽を聞いたりと、みんな静かに過ごしていました。
その後、突然のサプライズ、なんと一人一人、こんなコメント入りの絵葉書をプレゼントされたのです。子供達とてもうれしそう。びっくりしました。
渋谷駅を降り、NHKホールに向かう最中に、なんと丸山久代先生のお姿を見かけました。「こんにちは。」と挨拶すると、笑顔で「こんにちは」と返してくれました。
NHKホール到着後、会場前で記念写真を撮ったり、出場校のバスを見たりしました。リアルな出場のイメージが持てればいいなと思いました。
開場までの間、スタジオパークで遊びました。アフレコ体験や立体映像、お土産タイム等、子どもたち楽しんでいたようです。
僕は、龍馬伝の展示に熱くなっていました。
さて、コンクールが始まりました。一校一校、審査員になったつもりで、評価をつけて行きました。子どもたちにも用紙を作り、「声」「響き」「表現」という観点で評価をつけさせました。
どの学校もうまいのですが、今回心にグッと響いた学校が三校ありました。
一校目は、油面小学校です。声が明るい。ハ行やカ行等の子音がハッキリと聞こえる。強弱がハッキリしている。そして、カッコいい。歌を聞いていると、心にキューンと来るものがありました。
二校目は青森県の小沢小学校です。大人っぽい声ですが、自由曲「センスオブワンダー」にはその声がピッタリと合い、迫力ある歌に引き込まれました。
三校目は兵庫県の住吉小学校です。自由曲の「ゆめのふうせん屋さん」の歌詞に引き込まれ、涙が出そうになりました。
技術的にも勉強になりました。
今回強く感じたのが、か行、さ行、た行、は行などの子音をしっかり出すことが大切!!だということです。この子音がはっきりと聞こえる学校の歌声は魅力的に感じました。また、言葉を大切にするための大切な技術だと感じました。
次に、強弱でドラマを作るということです。そのために、豊かな発声や響きを作っていく必要があると思いました。
最後に、感じたことは、第一声で、良い・悪いかが直感でわかるってことです。これは声の魅力なのでしょうか。声の好き嫌いって趣味にもよりますが、僕は、明るく華やかな声が好きです。聞いていて心地よい声、明るい気分になれる声。温泉につかっているような気分になれる声。それは多分、自分の素敵さを出している声なんでしょうね。
今回僕の予想は、油面小学校以外は、大ハズレ。審査結果の時間も遅れたし、それだけ大激戦だったのでしょう。
最後に全員合唱、団員のみんなと明るく楽しく歌いました。これがいいなあ。
帰り際、駅に向かうまでの間。子供達の歌声はやみませんでした。いろんな歌を歌いながら、雨の中、渋谷駅に向かいました。楽しい雨の中の僕たちのコンサートです。
帰り、小松空港に着くと、なんと保護者の方全員が迎えに来られていました。みんな笑顔で、拍手でお迎えされました。
本当にありがたいことです。子供達のためにこんなに一生懸命してくださる護者の方に囲まれ、幸せです。
子供達にとって、全国レベルの生のステージの体験は刺激になったことでしょう。全国の雰囲気をかんじること、歌声を肌で感じることで、きっと何かが心の中で育っていくと思います。
僕自身も思い出に残る一日でした。
すばらしいステージを見せてくださった出場校の皆さんに感謝です。