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短所と長所は表と裏 [名言]

人は人なりのくせがある。それを直そうと思わなければいい。そこが長所だと思うことですね。西堀栄三郎(第一次南極観測隊隊長)

 一見短所だと思えることも、見かたを変えれば長所でもあります。短所と長所は表と裏。
 いろんな子供達がいますが、今日の名言のような視点で子供達をみることが大切だと思います。

動作の遅い子は、気が長く慎重な子とも言えます。
授業中手遊びをしている子は、それでも授業の内容を理解し、聞く力のある子だと言えます。
言うことを聞かない子は、主体性を持った子だとも言えます。

 短所だと思わずに長所だと思うことで、その子は生きてきます。食べ物を例にするとわかりやすいです。

わさびは、わさびの良さ。
ケチャップはケチャップの良さがあります。
わさびを無理やりにオムレツにつけては、食べれたものではありません。
それぞれの良さを認め、それぞれが一番生きるところで生かしてあげればいいのです。

『人と人とのあいだに起こる問題のほとんどは、誰しもがまず他人を変えようとするところから発生するのです』 ロバート・コンクリン

 教師の悩みのほとんどが、これが原因かもしれません。

『人生の悲劇は、人は変わらないということである』 アガサ・クリスティー

「人は(自分が望むようには)変わらない」と思ったほうがいいかもしれません。
 だから、自分が変わってしまう。相手に対する見かたを変えてしまうのです。すると、それは、人間としての幅を広げることにもつながっていくと思います。

 こうやって偉そうに書いていますが、今日のお話しは、ぜ~~んぶ自分に向けて書いているものです。
 幅広い見方のできる人間になりたいものです。


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楽しく比ゆを学べる「なぞなぞ詩」 [授業]

 国語の時間に詩の授業をしてみました。まずは、下の詩をご覧下さい。
 
    中川李枝子作
 きみのあとから ぼくがいき  
 ぼくのあとから  きみがくる  
 おなじかおした  きみとぼく  
 どこへいくのも  いっしょだが
 きみは いつも  みぎがわで  
 ぼくは いつも  ひだりがわ 
 

 さて、この詩の題名は何でしょう?

正解は
   ・
   ・
   ・
くつです。

 「遊びの詩」の中で詩人の谷川俊太郎さんが、こんなことを書かれています。
形はどうであれ、なぞとかことわざは言葉の働きとして詩と兄弟みたいなものなんです。連想とか例えとか同音異義がなぞをとくかぎになっている点ね。なぞは、世界中にありますね。なぞなぞをもってない言語なんてないんじゃないかしら・・・

  なぞなぞをとく楽しみと作る楽しみ両方経験できたらと授業をしてみました。

1.授業の様子
 「詩を作るには、こんな方法があるよ。」と、下のように教えてみました。

 鉛筆はどんなもの→たとえる    
 ・黒いしん      →黒いぼうし   
 ・書くこと           →紙の上を走る  
 ・とがっている     →はねのないロケット

 つなげると・・・                    

黒いぼうしをかぶって
紙の上を走る    
はねのないロケット
                   完成!!

 最初は難しそうにしていた子供達ですが、しだいにシーンとなり、みんな黙々と書きだしました。さて、どんな詩ができあがるでしょう?それでは、子供達の詩をどうぞ!!(題は、一番下に)

 1
ぼくはいろいろな声を出せるんだ
ひくい音から高い音
むし歯の歯から、まっしろの歯
仲間の楽器とミュージカル
ドレミファソラシド
ドレミファソ
シャンシャンシャンシャン
ポロンポロン

 2
ぼくはいつもけられてる。
いたいがいつもがまんがまん
でも、あみに入ればみんながよろこぶ
ぼくがいないとつまんない
いつもグランドでけられてる
キャッチされると、ホッとする

 3
赤色で、口をあけてまっている
たくさん、四角のせんべいをたべている
そして四角のせんべいを出している
ある場所で、ずっと立っている

 4
ぼくは細長くて
みんなはぼくをひっぱるよ
ぼくはエレベーターのよう
下へまいります
上へまいります
うたいながら上へまいります
ジージー

 5
わたしはいつもふくろの中
せいたかのっぽで
穴をふさぐと音が出て
たまにつばがたまるとへんな音
いろいろ形があるんだよ

 6
わたしは家の中にいる
わたしは何もしないけど
大きな口をあけてたら
いつも食べ物入れてくれる
わたしはいつもビニール袋と友達
たまにいなくなるけれど
すぐにもどってくるんだよ

 7
ぼくはみんなの家に住んでいて
3人兄弟
一人は速く
もう一人はふつうの速さ
そして最後の一人はすごくおそい
ぼくのまわりに1から12までの数字が書いてある。


 いかがでしたでしょうか?楽しい詩、へんてこな詩、芸術的な詩いろんな詩ができあがりました。このなぞなぞ詩を通して、子供達は「比喩」という表現法を自然に学習できたのではないかと思います。また、詩を作る楽しさを味わってもらえたのではないかとも思います。そんな意味では、やってよかったな、と思ってます。

 それでは、正解を下に載せておきます。

1.ピアノ 2.サッカーボール 3.ゆんびんポスト 4.チャック 5.リコーダー 6.ゴミ箱 7.時計

 

 


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能力なんか関係ない。やるか、やらないか。それだけ。 [名言]

能力なんか関係ない。やるか、やらないか。それだけ。辻口博啓(パティシエ)

 辻口博啓さんというと、石川県が生んだ世界的なパティシエです。辻口さんの活躍でパティシエという言葉も広まったように思います。そんな辻口さんの言葉だから、勇気付けられます。

 合唱団、かなりレベルが上がってきました。好きで始めた合唱団ですが、子供達の伸びに追いつけないこともあります。難しい曲を歌えるようになってきました。そこまできた子供達をいかに伸ばしていくかというところに来ています。
 「自分自身の能力が限界なのかな?」と思うこともあります。
 しかし、辻口さんの言葉はものすごく勇気をくれます。

 初心に戻って、また勉強しています。一流の合唱団の歌声を何度も何度も聞いています。
 毎日楽譜とにらめっこしています。毎日指導する部分を細かく分けています。
 すると、ここでは、何を言おうかということが見えてきます。
 やれば、僕でも指導のポイントが見えてきます。
 そして、実践。
 結果がわかります。
 いい日もあります。はずれの日もあります。授業と同じです。

 一番のメリットは、校長先生がそばにいるということです。
 指導が良いか悪いか、校長先生を見ていれば、だいたいわかります。
 困ったときには出てきてくださいます。

 考えると、最高に勉強できる場所に、僕はいます。
 そこで、やるかやらないか。それだけ。
 僕より、はるかに音楽的センスや素養のある人もいるでしょう。
 でもやるか、やらないか。それだけの違い。

常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションである。アインシュタイン(物理学者)

 自分には無理。自分にはできない。それって偏見なのかもしれません。
 今だに♯や♭がたくさんつくと、わけのわからない僕です。そんな僕が、合唱の大家である校長先生の前で指導しています。常識外のことかもしれません。
 懐の大きい校長先生の前だからやれることだと思います。本当に感謝です。
 与えられた環境の中で、やるか、やらないか。それだけ。なんですね。


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夢の撮影会 [行事への取り組み]

  二分の一成人式では、「一人一人の赤ちゃんの頃と今の写真が順番に出てくる」映像を流します。その映像に合わせ、一人一人が自分の夢を発表します。
 今日は、その撮影会をしました。10歳の今の姿の撮影会です。

 せっかくですから、「夢に関係のある小道具を持って来て」と言いました。子供達いろんな物を持って来ました。撮影会は大盛り上がりでした。
 一人一人持ってきた小道具をアップしますので、夢は何か、考えてみてください。

一人目

DSC00390.jpg

この子の夢は、薬剤師になることです。

二人目

DSC00387.jpg

テニスプレーヤーです。

三人目

DSC00377.jpg

 パティシエ。ケーキ職人です。このケーキ、この日のために、わざわざおうちで作ってきたそうです。

四人目

DSC00351.jpg

そう、プロ野球選手です。

 これらの写真は、二分の一成人式だけでなく、版画の下絵としても使います。画像処理ソフトで、下のように変換し、夢の版画を彫ります。

DSC003512.JPG

 二分の一成人式は、いろんな教科とリンクしていきます。図工だけでなく、音楽・国語とも。そうやって、二分の一成人式に向かって大きな流れを作っていきます。 

 10年後は、20歳です。その時になってみれば、あっという間のことでしょう。夢に向かってワクワク進む、そんな10年になればいいなと願っています。


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人の温かさを感じています [幸せに生きる]

 今回自分にとって思いもよらぬ大きな出来事が起こりました。
 突然の連絡でした。驚きました。
 しかし、たくさんの方に助けていただいています。親戚の人。そして見ず知らずのたくさんの方々に。

  実は、ずっと疎遠になっていた叔父が亡くなったという連絡があったのです。僕が子供の時から、ずっと音信不通になっていました。
 遠い九州で一人で暮らしていました。
 僕が一番近い親戚だということでした。
 
 すぐにでも飛んでいかなくてはならないところです。しかし今、僕が抱えているものは多すぎます。
 土曜日まで待っていただくことにしました。

 先方の役場の方々、大家さん、セレモニーの方、みんなとても親切に良くして下さいます。本来は、自分がいってしなくてはならないことを、やっていただいています。
 今週の土日、九州へ行きます。滞在期間は限られています。そこですべて終えられるよう、先方の方で動いてくれています。心から感謝です。

 親戚も、頼りになります。叔父さん、叔母さん、そして兄弟。親身に相談に乗ってくれています。 こういうときになって、人の温かさを感じます。支えられて生きてるんだなあって、心から思います。あ~~、日本って、まだまだ人情味が厚くってすばらしい所だなと思います。

 いろいろとやるほどは、山ほどありそうです。
 でも、これも何かの運命なのでしょう。
 いろんなことを僕に教えてくれそうです。
 心から感謝です。

人情の機微を知るためには、やはり何といっても、いろいろな体験を通じて、多くの人びとと実際にふれあうことである。松下幸之助

 人情の機微を知り、人としての厚みを持つチャンスです。


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