人は変われば変わるもんだなあ [合唱]
ちょっと早いですが、音楽の授業で、卒業式の歌の指導を始めました。
なるべく音楽の時間内に練習して、担任の先生に苦労させたくなかったことと
歌う目標がはっきりしているからです。
今の学校では、在校生の歌を1,2,3年生で一曲。4,5年生で一曲歌います。
僕は、4,5,6年生の音楽を担当していますので、4,5年生の歌と卒業生の歌を指導します。
4,5年生の歌は、先生方の協議の結果、「この星に生まれて」になりました。この曲は、合唱を始めた頃に夢中になって、クラスで歌っていた曲です。
教科書バージョンではなく、ちょっと難しめの合唱団バージョンにしました。(ハモル部分が多いのと最後に三部になっているのです)
この歌の指導がおもしろくてしょうがありません。
子どもたちは、卒業式に歌うのだと一生懸命音取りをしてくれます。
目標がはっきりしていると取り組む姿勢が違います。
また、この曲には、いろんな音楽記号があります。フォルテ・3連符・8分休符など。歌ってばかりではつかれるので、これらの意味とこれらの記号が曲に与える効果を考えながら進んでいきます。これもおもしろい。
さらに言葉の発音も練習して行きます。
合唱団ではないので、あまり口があきません。だから言葉もあいまいになります。
歌詞の中に「つよく」という言葉があります。
「ツ」の発音を全員させていきます。すると、「チュ」という発音をする子が必ずいます。(合唱団でもそうです)
ただしい「ツ」の発音をするには、口の形が大切だといい、見本を見せます。(シェイクを吸うときのような口)
そして、ふたたび、「ツ」を全員させていくと、正しい口の形にどんどん変わっていきます。
そういう口形指導もおもしろい。
合唱団の指導で学んだことが、どんどん音楽の授業で生かせます。
卒業式の歌の指導。合唱を知るまでは苦痛でした。
でも、今では楽しくてしょうがありません。
人は変われば変わるもんだなあと自分ながら思います。
開脚4週間プログラム、27日目終了