ほのぼのとうれしい一日でした [幸せに生きる]
今日は、最後の音楽の授業が二クラスありました。
最後ですので、4月から今まで歌ってきた歌をどんどん歌いました。
そして歌うごとに、その当時の思い出を聞いていきました。
新しい友達との出会い。
遠足
児童発表会のこと。
歌は、思い出までつれてきてくれます。
僕自身、この学校に赴任当時のことを思い出し、子どもたちの歌声とともに、今までの思い出の旅をしました。
3年生の音楽の授業が終わったとき、子どもたちがなんだか紙をもってモゾモゾしています。
そして、不ぞろいでしたが、下のような紙を持ってこういいました。
「ムッシュ先生、今まで音楽の授業、ありがとうございました。」
紙はあっちこっちいっていましたが・・・
でもビックリ!うれしかったです。
あとで「先生に言われてやったの?」と聞くと・・・
「ううん。自分達で・・・」と言います。
これまたビックリ!うれしさがまたまたふくらんでいきました。
その後、4年生の女の子からも、こんなお手紙をもらいました。
中身はナイショです。
なんだかほのぼのとうれしい一日でした。
福島観光 [合唱]
昨日、僕たちの全国アンサンブルも被災地コンサートも終わり、今日は午前中、すっぽりと空きました。
そこで、福島観光をすることにしました。
過去2回福島へ大会で来ていますが、そのいずれもが、大会と被災地訪問のみで、福島らしいところへは、行ってません。バスをチャーターしているので、どこへでも行けます。そこで選んだのが、野口英世記念館です。
子どもたちにはお札の人のところへ行くよと言いました。すぐにわかりました。
向かう途中、磐梯山がきれいでした。この山を見て、野口英世は、志を育てていったのでしょう。
野口英世は、すごい人です。左手の大火傷というハンデにも関わらず、努力を積み重ね、世界的に誇れる活躍をした日本人です。その人の生き様を見て見たいと思ったし、子どもたちにも見せたいと思ったのです。
行ってみて、本当に良かったです。野口英世の功績のすごさがよくわかりました。そして数々の名言が心を打ちました。
志を得ざれば再び此の地を踏まず
これは、英世が生家の柱に刻んだ言葉です。
こういう思いの強さがあったからこそ、数々のことが実現できたのです。
合唱団の子どもたちにも言いました。何事かをやろうと思ったら、強い思いが必要だということ。そして強い思いは、夢を現実に引き寄せること。
それは、その後の展示で英世が次々と証明していました。
細菌学の研究に主に従事し、黄熱病や梅毒等の研究で数々の論文を発表し、ノーベル生理学・医学賞の候補に三度名前があがるほどの功績が記されていました。
天才なんてあるもんか。誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ
この名言が勇気をくれました。
才能より努力すること。勉強すること。それが大切だということを教えてくれました。
そのことは、英世が証明していました。
そして身近なところでは、合唱団の6年生が証明しています。本当に努力し、行動する6年生でした。だからこの一年、大きく伸びました。その成長が証明です。
見学後、そんなお話をバスの中でしました。
同時に、ぼくも勇気を得ました。
天才なんてあるもんか!!
その後、鶴ケ城へ行きました。個人的に最近は忙しくて、旅なんてしていません。観光地はひさびさです。良い天気の中、合唱団の子どもたちとこういう観光地を廻れるなんて、しあわせだなあ・・・と思いました。
天気の良い中、城をバックに、記念写真。
合唱団の子どもたち、思い出になるだろうなあ・・・
そしてぼくの中にも・・・
ほんとうにしあわせです。
帰りのバスの中にて
全国アンサンブルの結果報告 [合唱]
県の代表として出場した全国アンサンブルコンテストの結果がでました。
銀賞でした。
本選出場の夢はかないませんでしたが、昨年よりもよい結果になりました。
歌が走ってしまい、正直入賞は無理かな・・・という思いもあったのですが、子どもたちのがんばりが、この結果を導きました。
大会終了後、ホテルのロビーでみんなにお話をしていました。すると偶然、その場に審査員の方々がいました。その中の一人がわざわざこちらに来られ、「とても良かったです。」と褒めてくださいました。びっくりしました。そして、うれしかったです。
これも、たくさんの方々のおかげです。
本当に心から感謝します。
感謝の気持ちを込めてご報告させていただきます。
追記 被災地コンサート後、夕方、記念写真をとりました。
これは審査発表後の記念写真です。こんなすごいところで歌わせていただき、みんなしあわせです。
怒涛の1日です [合唱]
今日は怒涛の1日です。
午前中は全国アンサンブルコンテスト。
朝からいくえちゃんを意識して練習していました。
練習では、うまくいっていました。
しかし、本番では、みごとに走りまくりました。
止めようがありません。
これを審査員は、どう見るか。
正直、指揮を振っている方がずっと気が楽です。
おわったものは、しょうがありません。
この体験は、これからに絶対生かしていきます。
その後、午後は被災地のコンサートです。
今年は、新地町被災地高齢者住宅でさせていただきました。
現地に着くと、ポスターが貼ってありました。10人近く人が来てくださいました。
ふるさとは、涙を流して聞いてくださいました。
3年前に仮設住宅で行ったコンサートを思い出しました。指揮をふりながら、胸があつくなりました。
その後、午前中コンクールで歌った曲を歌いました。こちらの方が良い出来でした。
その後、フリートークの時間が盛り上がりました。子どもたちにそれぞれ福島に対する思いを語ってもらいました。
むかし、大変な苦労をされたのに、がんばってこられたんだなあと思います。
今、福島の方に会って、優しい方ばかりでうれしかったです。
そんな一言一言に笑顔で拍手をしていただきました。
コンサートのたびに集めた義援金を6年生に直接渡してもらいました。
ありがとう
うれしそうにしているお年寄りのかたがたを見て、子どもたちもうれしかったことでしょう。
考えると、震災当時、今の6年生は保育所の年長さんでした。今日の体験は、子どもたちにとってよい学びになったと思います。
最後は、お年寄りの方々をアーチでお見送りしていました。天使の子どもたちです。
屋上から見学させてくださいました。復興された様子が、一望できました。しかし、まだ緑が見えませんでした。
ちょうど電車が走って来ました。常磐線です。
いつ復旧したのですか?と聞くと
12月です。
と聞いて驚きました。
以前の集落の様子が、模型で再現されていました。その家はもうありません。
震災当時の様子がパネルで展示されていました。
また来年来てくださいと言われました。
また来ます!!と言って新地町を後にしました。
今、被災地コンサートの帰りのバスの中です。
福島音楽堂に向かっています。
結果はどうであれ、真摯に受け止めようと思っています。
今日はまだ続きます。怒涛の1日です。
いくえちゃん [合唱]
昨日は好天の中、バスは順調に進み、予定通りに福島に着きました。
ホテルに到着後、すぐに練習会場に直行。約一時間の練習をしました。
そこで、大きな問題が発覚。子どもたちのテンションが上がり過ぎて、歌が早くなるのです。
それは息を十分に吸っていない
口径ができていない。
母音が響いていない
ということを意味します。
また会場の下見に行って、さらにびっくり。
ちょうど順位表が貼られる瞬間に遭遇しました。
そう、コンクールはあるいみ順位を競う戦いなのです。
その後、ステージ上で声を飛ばす目標の確認。センターの目印の確認をしました。
どの合唱団も真剣です。
意識を変える必要があります。自分も子供達も。
翌日に備えて、昨日は早く寝ました。
今日は午前中の演奏です。
合言葉はいくえちゃんです。
いき
くち
えがお
そう、ぼくも笑顔で。
PS.一緒に来てくださった保護者のみなさんのおかげで、安心な旅でした。また運転手さんも気持ちの良い方でした。心から感謝です。