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音楽科特別講座名古屋大会2日目、丸山先生の講座 [合唱]

 いよいよ音楽科特別講座2日目、午後は、丸山先生の講座です。
楽しみにしていた講座です。そして、またまたたくさんのことを学びました。

 あまりにも情報量が多いので、僕がメモしたことで、これは・・・と思うものをアップします。なお、文責はすべて私ムッシュにあります。

 音楽の授業で人を育てることができる。生きる力を育てることができる。

歌のうまい子を育てるのではなく、音楽を通して、人を育てることが大切。
合唱は、いきる力を育てる力が山ほどある。
・歌は生身の人間同士のコミュニケーション。

 この考え、僕の指針になっています。合唱団の運営上でもソアーベ児童合唱団の坪口先生のお考えと共に、大切にしています。

一番大切なことは、人的環境
子ども達がどんな声をだしても後ろ指をさされない人的環境を作る。
いい見本は、子どもから
悪い見本は、先生。

 これも、授業で大切にしていることです。これがベースにないと音楽の授業は成り立ちません。逆にこれがしっかりしていると、子供達はどんどん表現してくれます。

それをみつけるのは子ども達のグループを利用する。
ちょっとしたことでも、子ども達同士のグループを使う。

 これは、いいなあと思いました。子供達に見つけさせる。グループを使ったら、更にみつけやすいでしょう。

ゆかいに歩けば・・・二人組で歌う顔を見会う。
 歌う顔は先生だけに見られるのではなく、みんなに見てもらうことがあたりまえ。そういう環境を作る。どんな声をだしても大丈夫という環境をつくる。

 以上のように、人的環境を整えるための授業実践を、具体的に歌ったり動いたりしながら教えていただきました。

声の交通整理をする

 安心して出せるようになったら、声を整えていくそうです。そのための具体的な方法をいくつも教えていただきました。今回、僕がオ~~ッと思ったものを箇条書きにします。

ホーホー族を直す方法
 頭に抜けるような薄い発声を直す方法です。
 横に広げた腕をまっすぐ前にだして前へならいする。そしてその腕をすこしあげる。
 そこからはみ出ないように発声してごらん。
 すると不思議です。声が広がらなくなり、自然に鼻腔に声が集まっていきました。横にお客さんはいないよ。前集めて上に当てる。すると声の通り道ができる。とお話している。

響きを上げる方法。
 たとえば「翼をください」の「このおおぞら・・・」の「こ」の音 
 指をさして発声。
「はい」の合図でその指を20㎝上に上げる
 すると不思議!響きが上がりました。

聞く耳を育てる方法
 4年生の「飛べよツバメ」の歌の教材を使って
 二人で、A:とべよ~~~~~
        B:とべよ~~
Bさんは、Aさんの声を聞きながら、声をそろえる。
 うまく行くようになったら、今度はグループ合体。4人組でやってみる。
だんだん声がそろっていくと、とても気持ちがいいです。

 その後、具体的な教材を使いながら、更にいろんな技を教えていただきました。続きは明日。


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目からウロコ。指揮法講座 [合唱]

 音楽科特別講座2日目、午前中は、笹森敏明先生による指揮法講座を受けました。苦手な指揮ですが、笹森先生のおかげで、目から鱗が何枚もはがれた感じです。

 指揮法で「なるほどー」と思ったことを書いていきます。なお、文責はすべて私ムッシュにあります。

 「指揮はなんのためにあるのか」というと、最低限の条件は、みんなの出だしをそろえるためだそうです。
 出だしをそろえるために一番大切なことは、息を吸うタイミングを教えることです。極端なことを言うと、息をすって、出だしを一緒に歌ってあげれば、手の指揮は必要ないのです。

 でも、子ども達が大人数になると、息を吸う様子が遠くの子にはよく見えません。そこで、手をつけるのです。

 息を吸うとき、手をあげればいいのです。すると子ども達は
「先生、息吸ったな。」ってわかるのです。
 指揮の意味がとってもよくわかりました。
手は、呼吸を見せるのです。

 次に腕を上下します。
ポイントは、下の打点を同じ場所にし、音をそこで取るつもりで上げるげると良いそうです。

 ぼくの指揮は、タイミングが遅いって言われます。
 原因がはっきりわかりました。

 僕は、打点の所で音を待っているそうなのです。だから遅くなるのです。
 そうじゃなくて、打点後に音とる感じにする。
 すると、子ども達は、打点で声を出すタイミングがわかり、音をとる所で、子ども達は声を出すわけです。

 打点の瞬間が声を出すのより、ちょっぴり早くなります。理論上では、ぼくの指揮と子どもたちの声がぴったりと合うはずです。

 できるかどうかは、わかりませんが、ぼくの指揮のタイミングが遅い理由がわかっただけでも大収穫でした。

 また、もっとも大切なことは、子どもたちの顔をよく見てあげることだそうです。
 下手な指揮をするよりは、息を吸うタイミングを大きく見せながら一緒に歌ってあげる方がいいことがわかりました。

 ぼくのくせは、左足にばかり重心がかかっていることだということも教えていただきました。たしかに言われる通りです。いつも体が同じ向きに傾いているって言われたことがあります。
 両足に重心をかけることを意識していきます

 さて、指揮は息を吸うタイミングを教え、音をひろってあげることが最低限の目的だということがわかりました。そのためには、打点を子ども達にわかりやすくする必要があります。そのためのポイントをいくつも教えていただきました。

打点を分かりやすくするポイント

・手首はグニャグニャしない・・・グニャグニャしてると、打点がよくわからないから

・両手をダランと下げてから腕を90度ぐらいにあげた状態が自然な姿勢・・・力が抜けていて打点が安定する。

・脇をあけない・・・肩に力が入らず、打点が安定する。

・人差し指と親指をつけるようにする・・・こうして振ると腕が疲れない。

・腕は90度以内のところで振る・・・そうすると疲れず、打点も安定する。

 とにかく力が抜けた自然な姿勢でいることがポイントだとわかりました。すると、余分な力も入らず、打点も安定します。
 僕は、指揮をすると、必ず肩が痛くなります。余分な力がはいってるんだろうなあと思います。

 その他にも参考になったことがたくさんあります。以下、箇条書きに書いてみます。

・出だしが16分音符のように短い音だったら・・・息を吸うスピードも速い。だから手も速く振り上げる。

・16分音符は小さく振るとよい・・・短いので大きくは振れない、また小さくても力づよく振れば、エネルギーを感じるので、小さな声になることはない。

・3連符があったら・・・だ円を描くように上下するとよい。

・3拍子もだ円を描くように振るのがよい場合がある。

・手の向きを変えることで、表情が大分変わる。

・振らなくても良いところ(子ども達に必要のないところ)は別にふらなくてもいい。

・高音と低音が交互に出てくるような歌は、新しく出てくるパートを歌ってあげるといい。
 例・もみじ・・・高/あきのゆう 低/あきのゆう 高/てるやま 低/てるやま
 こんなふうに一緒に歌ってあげる。それに合わせて、手で合図をだせれば、もっとよい。

 いろいろとたくさんメモを書きましたが、指揮者として何よりも大切なことは、ひとりひとりの子どもを見て、「一緒に歌ってください」って気持ちでいることだそうです。

 そのためには、歌詞をしっかり覚えること。
 子どもたち一人一人全員を大切に思い、子供達の顔を見ながら一緒に歌うこと。
 これだけでも、そうとう僕の指揮は上達することが予想できます。

 更に鏡を見ながらの力まない振りができるようにしていきます。

 なんだか指揮の理屈がわかったような気がします。本当に学びの多い、指揮法講座でした。心から感謝です。


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名古屋での朝のランニング [幸せに生きる]

 今朝は、名古屋城まで朝のランニングをしました。知らないところへ来ると、これが楽しみです。
 朝小一時間ほどのランニング。

  名古屋城に着くと、まだ開いてなくて、お堀の周りを走りました。

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  でも、それで大満足でした。
 周囲は、ちょうど日陰になっていて、朝のランニングに気持ちの良い小道が続いていました。ランニングやウォーキングを楽しむ人がたくさんいました。

  そして、しばらくすると、名古屋城のすばらしい姿が現れました。
 シャッターポイントです。

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  走る習慣がないと、このような勇壮な名古屋城を見ることはできなかったことでしょう。
 2年前、合唱団のみんなCBCコンテストで来たときのことを思いだしました。あのときは、名古屋城の見える場所でお弁当を食べたっけなあ。

 宿に戻り、朝風呂につかりました。極楽気分です。

 さあ、今日はか「音楽科特別講座」名古屋会場2日目。
 午前中は指揮法の講座、そして午後は、楽しみにしていた丸山先生の講座です。

 今、高速バスの中、今日学んだことをまとめていきます。


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音楽科特別講座名古屋会場にきています [合唱]

 今、愛知県に来ています。音楽科特別講座名古屋会場という研修会に来ているのです。

 文部科学省や教育委員会後援の少々お堅い雰囲気の研修会ですが、なんと、明日、丸山久代先生の講演があるというので、喜んで申し込みました。

 場所は、名古屋音楽大学。ぼくの知ってる方の何人もがこの大学関係者で、すばらしい方たちばかりです。
 まず、大学に着いた時点で「あー、これがあの大学か」と感動しました。
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 若い人が多く、学生時代を思い出しました。ただ、違うのは、楽器をもっている学生さんがたくさんいるってこと。かっこいいなあ。

 高速バスに乗っての旅。昨晩は遅かったので、十分に睡眠がとれました。

 お昼は、近くにあった台湾料理。台湾の方がやっているお店でした。
昼定食、結構な量がありました。
 坪口先生を思い出しました。
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 午後の講座は、守下武志先生による「即興演奏」などで音楽づくりを楽しみましょう!というテーマでした。
 これがなかなかおもしろかったです。

 和音の進行が示され、ジャズのような即興演奏のまねごとをしたのです。 僕でもできましたので、だれでも演奏できるんじゃないかな。

 おもしろがってやっていると、リコーダーなどの楽器が上手になるそうです。最低限のルールは、「はじめの音」と「おわりの音」を決めておくことです。 すると、とちゅうむちゃくちゃになっても、大丈夫なのです。

 坪口先生が、最初と最後が肝心。あとはどうでもいいっておっしゃっていたのを思いだしました。
 楽器もそうなんですね。


 できないとはずかしいという雰囲気はつくらない。というのが大切なポイントだと思いました。

 無意識で子ども達はできるそうです。それをみつけすごいとほめるのもポイントだそうです。

この即興演奏、無理にやらせようとすると嫌になるそうです。

 確かに、僕もソロの時はすっごいプレッシャーがありました。講師の先生が演奏後、すかさず「うまい」と言ってください、ホッとしました。

 僕も授業では、ひとりでさせる場合があります。不安でドキドキした気持ちでやってくれているのです。とにかくやったら誉めること。これが大切だってこと、体感しました。

 後半は、和音の話しになって、落ちこぼれておりました。

 即興、まず先生自身が楽しむことが大切だそうです。
 やっているうちに、脳内モルヒネが出てきて、気持ちよくなることあるそう。わかるような気がします。

 まず僕自身が、それを体感したいです。もし、これが自分の技になったら、器楽もなんとかなりそう。

 講師の先生、もともと音楽の専門ではなく、理科が専門だそうです。
 でも、ギターや楽器はすごい腕前でした。
 好きでやっていたことを今日発表されていたそうです。
 
  まず教師が好きで生き生きしていること。それが一番大切なことだと感じました。
 本当におもしろい講座でした。感謝です。

PS.講師の先生の手作り楽器、おもしろいものがいくつもありましたので、写真だけでもアップします。

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NHK全国学校音楽コンクール挑戦の記録2012の映像が、完成しました!! [合唱]

  NHK全国学校音楽コンクール挑戦の記録2012の映像が、完成しました!!
ヤッター!

  こんなに遅くまで起きていたのは久しぶりのことです。
なせばなるです。

今回の経験から学んだことや
子供達に向けての僕のメッセージをつめこみました。
子供達にとっても、今年の経験が良い経験になればいいなと思っています。

今日は定期演奏会の場所も押さえました。
こまつドームです。
日は来年の2月23日(土)です。

さっそく千寿さんにコラボのお願いをしました。
快くOKしてくださいました。

僕の中に少しずつ火がついてきました。

合唱団、復活の道を少しずつ少しずつ歩んでいます。


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