明日の消防音楽隊とのコンサートに備えて [合唱]
朝8時、家に設置してある有線放送から、市の放送が流れてきました。
明日、消防音楽隊のコンサートが公会堂で行なわれます。
市内〇〇小学校合唱団も出演します。
この有線放送は、災害等、いざという時に備え、市内のほとんどの家庭に設置されています。その放送で流れました。大宣伝です。
いよいよ明日本番です。
今日は、ハードな明日に備え、練習をお休みにしました。
ただ、できる準備をしました。
これです。
今回、子ども達はオーケストラの指揮者を後ろにし、ステージの一番前で歌います。
僕は、客席のどこかにいて、さりげなく指揮をすることになります。明日は、下のチケットがたくさん出ているようなので、おそらく超満員だと思います。
明日は目立つように赤い服を着て行こうと思っていました。
しかし、会場が暗いとそれも見えません。
そこで、準備したのが、この光る棒です。
これだったら、会場が暗くても見えるはずです。
明日、どこかで僕は、この棒を持ち、わからないように指揮をしていると思います。周りから見ると、異様に見えるだろうなあ。
今回は、僕はステージに立ちません。黒子として動きます。
子ども達だけで、袖幕に待機、出場となります。6年生たちの力が試されるところです。
成功すれば、6年生や子ども達にとって大きな自信になることでしょう。
さあ、いよいよ明日です。
やることはやりました。
明日に備え、今日は早めに寝ます。
消防音楽隊との演奏会がいよいよ明後日に迫りました [合唱]
消防音楽隊との演奏会がいよいよ明後日に迫りました。
今日が、本番に向けての最後の練習になります。
そこで、度胸をつけるため、今日の朝練は、急きょ講堂で行なうことにしました。
本番は、1000人以上の人たちの前で歌うことになります。人に見られることに慣れておく必要があります。また、みんなが遊んでいる場所での練習をすることで、集中力をつけることができます。さらに広い場所で歌うことにも意味があります。
1人でもこちらを見てくれたら成功だよと言って練習をスタートしました。
アンプやパソコン、マイクなどの機材を準備します。6年生たちに動いてもらいました。
団長・副団・書記には、その間、団員たちを並べ、笑顔や姿勢チェックなどをさせました。みんな大忙しです。
歌ったのは、以下の三曲です。
●March Golden Eagle (石川県民の歌)
●花は咲くNHK東日本大震災プロジェクト「明日へ―支えあおう―」
●翼をください~バンドと合唱のための~
目の前では、ドッジボールやおにごっこで子ども達が走り回っています。
時にはドッジボールが転がってくる、そんな場所で歌っていました。団員たちには気にしないよう、言いました。本番では、突然赤ちゃんが泣き始めるかもしれません。そんな中でも、歌に集中できる力が必要です。
歌い始めると、どうでしょう。何人かの子ども達が座ってみているではありませんか。低学年、4.5人の子ども達が見てくれました。その人数は歌とともに少しずつ増えていき、最後には7,8人ぐらいになったでしょうか。
何だかうれしかったです。
本番さながらに、振り付けをつけて歌い、花は咲くでは、一人一人花を持って歌いました。
この歌には、2,3日前に振り付けを追加したので、大変です。子ども達、よく動いています。
本番さながらの講堂でのリハーサル。場所を変えての練習も刺激的でいいものです。見ている子どもたちがいたので、団員たちもうれしかったかもしれません。
明日は、一旦休養。本番はあさってです。当日は入りきれない人がいるくらいの満席になると言います。
いいステージにしたいです。そしてたくさんの人に喜んでもらい、良い思い出を残してほしいです。
僕は僕色で、子ども達に接していきたいと思います [学級]
級外として授業に出ていると、それぞれの学年の雰囲気というものも感じます。
何を言っても大丈夫な学年もあれば、気を使って話をしなければいけない学年もあります。
やんちゃな学年もあれば、周りの気にしていい子でいる学年もあります。
どちらがいいのか、よくわかりません。
ただ、ずっといい子できた学年は、一旦崩れた時、コワいような気がします。
周りを気にしすぎるので、崩れる時も、周りに同調し、一気にわるい方へいってしまうのです。特に高学年は、そうなりやすいです。
やんちゃな学年は、それぞれが、ぶつかり合ってきただけに、お互い分かり合っている部分があります。だから、一部が崩れても、同調して一気に崩れてしまうことはないように思います。
そう考えると、小さいうちから、けんかがあったり、トラブルがあったりすることは、そう悪いことではないと思います。。致命的な大きな事件はよくありませんが、小さないざこざは、教師の対応次第で、お互いを分かり合い、将来の免疫にできうるからです。
教育というのは、何がいいのかわかりません。
細やかな学級経営ですばらしい学級集団を作ることを良しと考えていた時代もありました。しかし、今は多少、ゴチャゴチャしていてもかまわないかなとも思うようになりました。
いろんな考えを行ったり来たりするようになりました。
ただ、将来、いろんな考えに満ちた世界に出る子ども達にとって、いろんなタイプの先生に受け持ってもらう方がいいと思います。
世の中には、怖い人もいれば、優しい人もいる。おもしろい人もいれば、静かな人もいる。教師も様々なタイプがあっていいと思います。
僕は僕色で、子ども達に接していきたいと思っています。
合唱団の指導を自分流に変えて、団員たちはどう思っているのか? [合唱]
合唱団の指導法を自分流に変えて、2週間以上が経ちました。
今まで自分の中には二人の自分がいて、迷いの指導をしていたことは、以前に書きました。そして、6年生とのミーティングを重ねた結果、自分流をスタートしたのが、10月26日のことです。
今、合唱団の雰囲気は、以前と比べ、ずいぶん変わりました。本当に子ども達が良く動いています。そして、僕自身も、学担時代のようにいろんなことを遠慮せず、ずばずば言っています。
挨拶は自分から先に大きな声ですること
笑顔をキープすること。
遅刻はしないこと。
どんどん動くこと
主にしつけの面ですが、特に6年生の団長・副団・書記の役員を中心に指導し、動いてもらっています。
今、子ども達は以前とは見違えるようにどんどん動き、挨拶もよくなってきています。
そんな今、子ども達はどう思っているのか知りたくなりました。しんどい思いをしているかもしれません。そこで休み時間に一人一人を呼び出し、個人面談をしてみました。
質問の内容はこうです。
方針を変えたが、この方針で今後やっていけそうか?
たしかに今、活気のあるいい雰囲気になっています。でも「無理があり、しんどいようなら、方針の変更もあり」と考えたのです。
何を言っても大丈夫。正直に言って欲しいことを伝え、質問に答えてもらいました。
まず5年生です。一人一人呼び出して個別に聞いてみました。するとみんなこう答えます。
「大丈夫です。」
途中から、こんな風に答える子が現れました。
「今の方が楽しい。」
えええ?厳しい今の雰囲気の方が楽しいだって・・・?
どうして?って聞いてみると、
今の方がみんなテンションが高くていい。という子や
今の方が、笑顔になれる。って言う子や
なぜだかわからないけど、楽しいって言う子や・・・
さまざまです。
そこで、途中から、「前と今とではどちらが楽しい」って質問も加えることにしました。
4年生、3年生に聞くと
圧倒的に「今の方が楽しくなった」って言います。
これは、6年生ががんばっているおかげです。
6年生は、さぞしんどい思いをしてるだろうなあと思いながら、6年生の面談に移りました。
すると、なんということでしょう。6年生もほとんどが
今の方が楽しい!と言います。
僕は遠慮なく指導しています。しかし、散々僕の注意を受けている団長・副団・書記までもがそう言います。
僕は彼女たちに厳しい要求をしています。
みんなより早く来ること
まず自分が大きな声で挨拶すること
まず自分が笑顔でいること
そしてそれを団員たちに指導すること
団員たちにどんどん声をかけること。
個別に直して欲しいことも言っています。
しかし、今厳しいけど、やりがいがあると言います。
驚きました。
さて、今日は2年生の子ども達に面談してみました。
以前より厳しい雰囲気に低学年の子ども達は大丈夫だろうか?
これも、心配なことでした。
ところが何ということでしょう。
これも、ほとんどの子が、今の方が楽しいと言うではありませんか。
本当に驚きの回答でした。
自分流を始めて2週間以上が過ぎました。人真似ではなく、本当に僕のやりたいようにやっています。それを楽しいと言ってくれたことに、驚きました。
同時に、とってもうれしい気持ちになりました。
どんどん自分を出していけばいいのだなと思いました。それが自然にその人独自の雰囲気を作り、その人独自の合唱団になっていくんだなと思います。学級経営と同じです。
自分流、進めていきます。これから、どんどん変化していくことでしょう。
これも、良い子供達と出会えたからです。心から感謝です。
クラスというのは生きものとよく似ています [授業]
クラスというのは生きものとよく似ています。
今の時期、それぞれのクラスは、違った生きもののような様相をかもし出しています。
出授業でいろんなクラスを担当すると、そのクラスの状態が今どんな状態なのかが、よくわかります。
元気いっぱいのクラスもあれば、眠りかけたようなクラスもあります。
また同じクラスでも、時期によってその様子は変わります。
特に音楽の授業ではそれが顕著に現れます。
それは、立つ姿勢に。
出す声の大きさに。
顔つきに。
クラスの空気があります。
同じようなことをやっているのに、その反応は違います。
まわりの雰囲気をうかがうようなクラスだったら、そのクラス独特の反応を見せます。
前の時間、結構しぼられたようなクラスだったら、その反動のようなざわつき感があります。
その時々のクラスの状態に合わせてやっていく必要を感じます。
どこまで解放させるか。
どこまでを良しとするか。
難しいところです。
ただ音楽の授業では、こちらのやり方次第で、楽しい授業になり得ます。
自分自身の力量を上げる意味で、音楽の授業は最適です。
今日も、よい勉強をさせてもらいました。
やはり授業はいいものです。後味のいい授業をしていきたいです。