もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら [本]
今日は、走りながら、オーディオブック「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を聞いていました。
これがおもしろい。
内容紹介から引用します。
敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。
とあります。
本編は野球部のマネジメントの話ですが、僕の場合、合唱団の運営に役に立つ部分はないかと思い、聞いていました。そして、参考になりそうな部分がたくさんありました。以下、合唱団に当てはめて、箇条書きで書いてみます。
・マーケティングをする。
一人一人が合唱団に何を求めているのか、聞いてみる。なぜ合唱団に入ったのか?合唱団活動に何を求めているのか?改めて聞いてみたいと思いました。
・一人一人に責任のある仕事を任せる。
一人一人得意分野があります。その得意分野を生かした仕事を与えることで、生き生きとしてくる。練習自体も部分部分で任せて行きたいと思いました。
・フィードバックをする。
一人一人のやったことが目に見えるような形にする。どんどん任せていき、自分達のやったことが目に見えるような形にできないか、考えてみたいと思いました。
・競争原理を導入する。
グループ分けをする。例えば合唱団の場合、高音・中音・低音グループに分けることが可能です。それぞれのグループでゲーム感覚で競わせるようなことをすると面白そう。できたら数値化できるとおもしろい。運動会でも勝ち負けで盛り上がりました。そんなことが練習でもできないか?
・社会貢献をする
合唱団の場合、演奏活動を通して、いろんな人に感動を与えるようなことが社会貢献になる。積極的に歌う機会をたくさん設けていきたいと思いました。また、歌を通して、学校内でみんなに感謝してもらえるようなことができないか、考えていきたいと思いました。
まだまだたくさんありますが、とりあえず合唱団の活性化に生かせそうなアイデアがたくさんありました。まだ具体的にはどうこうという段階には至っていませんが、ドラッカーの『マネジメント』を生かして、合唱団の活動を見つめなおしてみたいと思いました。
この本は、きっと学級経営やビジネスに生かせるだろうなと思います。
そして、読み物としても面白い。お勧めです。
この本のきっかけとなったドラッカーの『マネジメント』も読んでみたいと思いました。