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授業で、ちょっと息抜きしたい時、こんな勉強はいかがでしょう [授業]

 授業で、ちょっと息抜きしたい時、こんな勉強はいかがでしょう。

この中には漢字が隠れています。

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たとえば、例をいいます。

一、二、三、山・・・いくつかくれているでしょうか?

運動会の練習の合間、授業で集中しないとき、いいかもしれません。

僕の場合は時間を区切り、(約5分ずつぐらい)

最初は、個人で挑戦
次は、隣同士で協力して。
最後は班で協力して。
といった感じで、やらせます。

 どんどん漢字がみつかっていきます。
協力することの良さが実感できます。また、漢字の復習にもなります。

 ちなみに、Nコン東海北陸ブロックコンクールへバスで行った時、退屈だと言っていた団員にこの問題を出しました。夢中になって解いていました。
 最後には、街中の看板にも目をやって漢字はないかとキョロキョロしていました。
二人の女の子、協力してこれだけの漢字をみつけました。

一 ニ 三 五 六 七 八 九 十 土
王 玉 川 氷 小 木 凶 入 米 日
火 正 止 水 口 円 区 工 上 下
汁 大 旧 江 汗 干 力 刀 天 元
己 光 平 沢 出 人 名 亡 比 団
子 西 太 石 士 丁 犬

 他にもあるだろうなあ。


運動会の練習真っ盛りです [行事への取り組み]

 暑い日が続きますが、運動会の練習真っ盛りです。

  級外の僕は、1,2限目が、中学年の練習。4,5限目が高学年の練習と一日4時間の体育でした。
 といっても、フォローですから、中心となって指導している先生に比べると気分は楽です。

  メインの先生の指導は本当に大変です。僕は何度もその役割をしましたが、それこそ、命を削るような気持ちで一時間一時間と過ごしたものでした。しかし、やりがいも大きかったです。

 中学年は花笠音頭です。今日は運動場で隊形練習です。子供達、暑い中、本当によくがんばりました。集合も早く、静かに待っています。本当にすばらしい子供達でした。
 指導は若い先生です。よく努力しています。そして勉強になっていると思います。

 高学年は組体操。時間割の関係で、高学年の方には、たまにしか出られないのですが、久々の今日の練習、雰囲気が変わっていました。なんだか一体感があるのです。200名あまりの子供達。一つのものを作り上げようという気分に満ち満ちていました。

 そして、子供達本当にいい顔で演技していました。音楽に合わせて、一人技、二人技。三人技。技がきまることに拍手をしました。全力で移動する子供達。本当にいい顔をしています。
 一生懸命組体操をする子供達の顔が好きです。

 こういう表現の指導には、教師力がためされます。綿密な計画と下準備。伝える力。そして指導する際、何を見るか。

『賢人は、目に入るものをではなく、見るべきものを見る』モンテーニュ

 いろんな子ども達がいます。現象が目の前に起きています。目に入るものの中で、何をみて、どう声をかけていくか。次の手を打っていくか。更に明日の指導を組み立てていくか。それが、指導の良し悪し、子供達の生き生き度を決めていきます。

 表現の指導。教師力を磨いてくれます。また、教師のチームワークも高めてくれます。運動会の練習は教師力を伸ばしてくれます。

 子供達にとっても同様です。このような多人数での体験は、学校でしかできません。みんなでがんばって一体感を持つような体験。これは今後の人生の中で、大切な体験となることでしょう。そして、やりようによっては、子供達の心の成長も得られます。

  僕が今、合唱の世界に夢中なのも、こういうことを日常的に子供達とともに体験したかったのかもしれません。

 運動会まであと一週間。教師も子どもも伸びる一週間であってほしいです。そんな意味で、僕の立ち位置でできることを支援していきます。


息子の作った短歌 [言葉は言霊]

 今朝、顔を洗おうとして、ふと横をみると、洗濯機の上に一枚の紙切れがおいてありました。なにやら文が書いてあります。3首の短歌が書かれていました。

 もしや・・・と思い、息子に聞いてみました。
「もしかして、これ、お前が書いたんか?」
「そうや」
そう言って、息子はそれをポイとゴミ箱に捨てました。
「ちょっと、これお父さんもらっていいか?」
そう聞いて、短歌の書かれた紙をもらいました。

 その息子の書いたのが、これです。

実りの秋 桃栗三年 柿八年 名前の後ろに 大きな努力

 大学受験で毎日受験勉強に追われている今、自分の体験や希望から書かれたものかもしれません。

山の中 先祖の眠る 墓がある 近づくことなく 離れもせず

 うちのお墓は、山の入り口にあります。近づくことなく、離れもせず。これはまさにその通り。今、ご先祖様とはそういう付き合いです。短歌のことはよくわかりせんが、いい表現だと思いました。

ペダル踏み 足を奮わす 丘の上 坂を下りれば 広がる景色

 学校への往復には、急な峠があります。僕も自転車で通ったので、この気持ちよくわかります。これは学校へ行くときでしょうか。それとも家路に帰るときでしょうか。

 息子は高校3年生。文芸部に所属しています。僕の父も文芸部でした。その血が流れているのでしょう。

 いつの間にか、こういうものを書くようになったのですね。親馬鹿ですが、息子の作った短歌を見て、うれしかったです。今の息子の気持ちが表われているようです。
 死んだ父に見せてあげたかったです。


消えていく最新機器・・・でも [授業]

 今日は、理科の授業の模擬授業がありました。先生方が生徒役になり、授業者が実際に指導案どおりに授業をしてみるのです。こうやって、実際に授業がうまくいくか、みんなで検討するのです。指導案検討会も様変わりしました。

  そこで、ビックリしたのが、デジタル教科書です。パソコンと大型テレビをつなぎ、画面には、教科書がアップで映されています。そして、「ろ過」の写真をクリックすると、ろ過の実験方法が映像で流れてくるではありませんか。
 一目で、ろ過の方法がわかりました。時代の進歩はすごいです。

 模擬授業のあと、同年代の先生と、この最新機器の話をしていると、ある先生が、こんなことを言い出しました。

「そう言えばOHPというものあったねえ。」
「そうそう、透明なシートに、いろんな色をつけて、たくさん教材作ったわ。」
「そういえば、しばらく経ったら、シートに印刷できるトラペンアップって機械も出たね。」
「あれ、寿命が短かった~」
「あの当時高かったのにねえ。」
「たくさんの教材、作ったのにねえ。」

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 そんな話で盛り上がりました。

 今までの歴史を見てみると、こういう最新機器って言われるものって、あっという間に使われなくなってしまいます。

 たとえば、大型のビデオカメラもあったなあ。
カメラと、録画する機械が別々で、重い機械を肩にかけて映す必要がありました。

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 単体でのビデオカメラが出た時は、ビックリしたなあ。
でも、それもだんだん小型化し、VHSなんてほとんど使われなくなりました。

そうそうベータってテープもあったなあ。

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 そのうち、今日見たようなパソコンと大型テレビをつないだ機器も、消えていくのかなあ。

 機械はどんどん消えていくけど、でも教育の根っ子は変わってないと思います。問題なのは、それらをいかにうまく使いこなすか、というところだと思います。

 あんなデカカッタビデオカメラでしたが、放送委員会でインタビューを企画して、校内放送で流したら、みんな喜んでくれたなあ。

 OHPも分度器の時や点対称の時には活躍したぞ。

 今は恵まれた時代です。でも、それをいかに使うか、そこが大きなポイントだと思います。


成熟するためには、遠まわりをしなければならない [合唱]

 今日は5年生の音楽で、思わず合唱指導に熱が入ってしまいました。

 5年生も10月の下旬に児童音楽会に出ます。
 これは市内の小学校が集まり、合唱やブラスを発表する会です。うちは毎年5年生が出ることになっています。

 歌う曲は、「ビリーブ」と嵐の歌った「ふるさと」です。
今日はビリーブを歌わせてみました。そこそこきれいな声なのですが、やはり声量が足りません。そこで呼吸トレーニングをしました。

 腹式で、短時間に十分息を吸って、長く発声するトレーニングです。
これで、少し声に厚みが出てきました。でも、まだまだ出るはずです。このトレーニング継続していきます。

 息を吸ってもお腹がふくらまない子がけっこういたので、次のような方法を教えました。

「手のひらの上に、きれいなお花をたくさん乗せて下さい。」
「そのお花の匂いを、鼻です~~っと嗅いでください。」

すると、自然にお腹がふくらむのです。
今度ははく番です。

寒い冬の日、手のひらを息で暖めてください。
「ハ~~~~」

これで、お腹がへこんでいきます。

お花の匂いをすって、止めて、手のひらを暖めましょう。「ハ~~」

これを繰り返します。
そして、今度は、お腹に手をあて、同じ事をやってみます。
すると、吸った時にお腹が膨らんだ子の割合が多くなりました。

少々遠回りのようですが、5年生にも息を意識させようと思っています。

『成熟するためには、遠まわりをしなければならない』開高健

『進歩の過程にムダはつきもの。ムダには2種類ある。
ひとつは文字通りのムダ。やって空しい努力、やらなかった方が良い努力がこれだ。
もうひとつは、一見ムダに見えるけれども、時間の経過とともに役立つムダ。これを目指すべき』 野村克也

 息、呼吸、新しい開拓分野です。どう変化していくのか、楽しみです。


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