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夢の一夜!福井ソアーベ児童合唱団定期演奏会!第一部 [合唱]

 昨晩、行ってきました。あの福井ソアーベ児童合唱団定期演奏会!です。
まさに夢の空間でした。今も余韻に浸っています。その余韻に浸りながら、文章を綴っていきたいと思います。
 書き出したら長文になってしまったので、3回に分けて掲載します。

 合唱団員4名を連れて行きました。道中、田舎道が続き不安になりましたが、暗闇の中にぱっと現れた会場を目にすると、感動しました。メリハリのあるソアーベの歌声のような会場の出現でした。
 会場を目の前にして、記念写真をパチリ。

DSC_0178.jpg

 会場に着くと、制服に身をつつんだかわいい団員たちがあちこちにいました。
 うれしかったのが、何人もの団員からのこんなあいさつ

「あっ、温泉の先生!!」

  僕はソアーベでは、温泉の先生という名前になっています。
 温泉が大好きな僕。ソアーベの歌声を聞いたときの感想で、こんなことを言いました。
 「温泉につかっているような気分になる歌声でした。」
 これがきっかけでした。

 それにしても、みんな大きくなっていてびっくりしました。なんだか我がことのように、うれしくなりました。
「今日は楽しんでいってくださいね。」
そういう団員たち。とてもうれしかったです。ありがとうございました。

 時間になると、ステージの幕の後ろから「ゆかいに歩けば」の合唱が始まります。
 すこしずつ幕が上がっていき、その上昇とともに僕のボルテージもあがっていきます。
 団員たちの姿が見えると、心がときめきます。ア~今年も来れたなあ、幸せだなあという気分になりました。
 明るく軽やかな歌声。自然で力みのない歌声。聞いていてとても心地よい・・・・そうやはり温泉のような歌声でした。

 そして坪口先生が登場すると、またまた僕のボルテージはあがりました。
さっそうと胸を張って、にこやかに登場する坪口先生、かっこいいです。
そしてそのあとに登場する女先生。あ~、この空間がたまりません。

 いよいよ演奏が始まりました。
第一部は愛唱歌というテーマで以下の曲が演奏されました。
仲よし円舞曲
涙をこえて
ひとりの手
調子のよい鍛冶屋
ひかるこみち
ぶんぶんぶん
手をつなごう
へい!タンブリン
おもちゃのチャチャチャ

 最初に思ったのが、坪口先生の指揮のかっこよさです。右手、左手をいろんなふうに使っています。手首をくるんと回したり、コツンとやったり、閉じたり、持ち上げたり、あおったり。更に、左右に体を向きを変え、様々な動き。
 それはさながら、マジシャンのような、あるいは手際のよい料理人のような動きでした。無駄な動きがありません。

 そんな動きから演奏される「仲よし円舞曲」は、指揮と団員たちが一体となり、様々な変化を見せました。強弱があり、メリハリがすごいです。そして声の伸びを感じました。

 以前坪口先生がこんなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
伸ばすところは1mm余分に伸ばすんだぞ。
 それが曲を伸び伸びとさせ、魅力的なものにしていました。

 曲と言うのは料理に似ています。
 おなじ料理でも、料理人の味付けによって、全然違ったものになります。
 石川県には、世界のトップのパティシエ辻口博啓さんという方がいます。この方のつくったケーキは、なんともいえない絶妙な味で、後味もよく、食べて感動があるケーキです。

 坪口先生とソアーベが作り出す歌もそれに似ています。それを一番感じたのが、次の2曲です。

「涙をこえて」「ひとりの手」
 二曲とも教科書に載っているもので、よく知っている曲です。教科書のCDを聞いて、あまりやりたいと魅力を感じるものではありませんでした。
 しかし、坪口先生の指揮から奏でられる子供達の演奏にしびれました。あ~、こんなふうに歌うか!!と予想を裏切る味付け、強弱の世界。さっと切るように終わってしまう部分。ここまで伸ばすか、という部分。しかしそれを軽やかにやってしまう。そんな世界が、小鳥のさえずりに似た、明るく軽やかな声で、繰り広げられます。
 曲の良さを最大限に引き出し、魅力的なものにしていました。
 聞き終わる頃には、あっ、これ子供達に歌わせたい!!と180度の方向転換をしていました。
 考えると二曲ともいい曲です。坪口先生は、その魅力を最大限に引き出しています。味付けで、このように大きく変化してしまうんですね。

 やがて、「山の音楽会」の歌声と手拍子と共に、小さい子供達が出てきました。中には、ヨチヨチ歩きの小さい子もいます。
 ソアーベの真骨頂は、ここからだ!今年は特にそれを強く感じました。
見ているだけでニコニコしている自分がいました。

まず振り付けがかわいい。
「ぶんぶんぶん」では、小さい子供達がハチになって飛びまわります。
「手をつなごう」では、手をつなぎ大きなお池をつくり、その中で子供達がお豆になったり、金魚になったり、お花になったり、
かわいすぎます。
ア~かいていたらきりがありません。

Picture1.jpg

 ここでは、完全に小さい子供達が主人公でした。それをやさしく歌で包んでいるお兄さんお姉さんの団員たち。さらに大きく包んでいる坪口先生と女先生。会場も一体となってにこやかに見守っています。みんな家族のような温かい空気、あ~~、こんな世界を僕は求めていたんだって、根っ子の部分を確認できました。

 ここで強く感じたことが2点あります。

 一つ目は、小さい子がいるのに、小さい子独特の汚い声が聞こえてこない、ということです。
 小さい子供達なりにお兄ちゃんお姉ちゃんの団員の声を聞き、真似をしてうたっているんだなあって思いました。それも自然に。そんなことが、ソアーベの歌声の継承につながっているんだろうなあ、とも思いました。

 二つ目は、それぞれの魅力を最大限に生かしているということです。
普通の感覚だったら、小さい子が入ってくると、舞台上は雑然とし、しまりのないステージになってしまうって思ってしまいます。
 しかし、ソアーベの場合は逆です。その小さな子供達の雑然さが、かわいさに転嫁しています。一人一人の動きが魅力的で、雑然としているからこそ、笑みが生まれてきます。それは、温かい気持ちでサポートする団員たちの素敵な歌声があるからです。

 第一部では、子供達を自分の意図した方向に変えるのではなく、目の前の歌、子供達の魅力を最大限に引き出していることを強く感じました。それも自然に無理がなくさりげなく軽やかに。
 そこが、ソアーベの居心地の良さと魅力につながっているんだろうなあと思いました。(つづく)


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一流の演奏を見る会ツアー!今日はいよいよソアーベ児童合唱団定期演奏会 [合唱]

 10月に入ってから一流の演奏を見る会と称し、合唱団員たちを、いろんなコンサートに連れて行っています。

  良い物を見ると、心も歌の技術も伸びていきます。希望者を限定四人まで連れて行っています。(僕の車には4人までしか乗れないもので)
 百聞は一見にしかずと言います。そのコンサートや練習風景を見た子供達は、たくさんのことを学んでいます。

 また、休憩で車をとめるごとに、助手席に座る子を変えています。一対一でいろんなお話をするチャンスです。合唱団に入った理由やこれからの夢を語り合います。
 帰りは、感想発表大会です。今日のコンサートでの感想や学んだこと。そしてこれからどうして行きたいかといったことを出し合います。

 なかなかいい企画だと自分ながら思います。行き帰りとも子供達がいて、とても楽しい道中になります。

 そして今日は!いよいよ今日は!!!僕が大好きな福井ソアーベ児童合唱団の定期演奏会です。僕が目指している合唱団。大好きな合唱団です。
 子供達はどんな感想を持つでしょう。とても楽しみ。コンサートも楽しみ。

 さあ、これから合唱練習です。そして夜は、コンサート。
 では、行って来ます。


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お勧めです。小林正観の「心を軽くする言葉」 [本]

 日々生活していると、心に垢のようなものがたまってきます。放っておくと、やがて目の前の景色はぼんやりとかすみ、心のときめきも少なくなっていきます。

 毎日顔を洗ってきれいにするように、心も洗っていく必要を感じます。
そんな心の洗濯にお勧めのオーディオブックが発売されていました。

小林正観の「心を軽くする言葉-宇宙を味方の「か・が・み」の法則」という本です。

 

 購入以来毎日聞いているのですが、日々心の垢がとれているような感じがします。
 聞くたびに、違う部分が心に響いてきます。

 この本は、小林正観さんの集大成的な本で、100を超える名言集という体裁となっています。内容は,昔誰もが祖父母から聞いたような言葉、仏教の入門書に書いてあるような教え、米国流の成功学に似た発想など、様々な切り口から、心が軽くなるようなことが語られています。

内容紹介より
「幸せ」は目の前にある「日常」であり、
それを「幸せ」と“感じる”心があるかどうか。
事実や現象は何も変わっていない。
「見方が変われば自分が変わる。
見方が変われば世界が変わる」。(本文より)

 小林正観の名前は、前から知っていました。「ありがとう」を何度も言えば、奇跡が起きるといったようなこと。斉藤一人さんとよく似た感じの考えの方だと思っていました。

 この本は、その小林正観さんのいろんな考えが網羅され、うまくまとめられています。

 オーディオブックだと、何度も聞けるので、とてもいいです。何度も聞くことで、その時の自分のために用意されていたような言葉に出会うことがあります。

明るくなれます。自分にやさしくなれます。人にやさしくなれます。
お勧めです。


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音楽の授業に大受け!消臭力 [授業]

 2年生の音楽で、最近ヒットしている歌があります。
これです。

 

 以前、箱根合唱セミナーで横田純子先生に教えていただいたネタですが、これが2年生の子供達に大うけなのです。

 こう言いました。
 ある中学校でこの歌を歌わせたところ、ミゲル君みたいに上手な子が何人もいたって。みんなも歌ってみる?

 そうやって全員で歌いました。

 じゃあ、一人で歌ってみる人?

 すると、一人の男の子がハ~イって元気よく手をあげました。
 自分から前に出て歌いました。
 するとこれが、2年生にしては、とても上手なのです。
 拍手が生まれました。
 また、一人手をあげて前に出て歌いました。
 ちょっと恥ずかしそうでした。
 でも、歌った勇気に拍手しました。

 さて、次の音楽の時間、
 前に歌った子が、「また消臭力歌いたい!」って言います。
 まずは全員で歌いました。
 そして一人で歌うコーナーです。
 今度は女の子も出ました。
 合計5人ほど、前に出て歌いました。

 こんな風に音楽の時間には、「消臭力コーナー」が生まれました。

 毎時間、出る人数が増えていきます。
 最後は全員で、消臭力の大合唱で終わります。
 お腹をかかえるほど、可笑しいです。

 校長先生曰く、このミゲル君の声は、地声だそうです。でも、きれいな地声なのです。そんな声の練習にとてもいいです。

 また、最後の「ショウシュウリッキ~~~~~~」と伸ばす部分はお腹を使う必要があるので、その指導にも使えます。

 2年生だから喜んでやるのかもしれません。大うけです。

 ちなみに合唱団では、頭声の声が身についてか、はずかしがってか、この声を出せる子はいませんでした。


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ジェイバスの社会見学!たくさんの学びがありました。

 今日は5年生の社会見学で、ジェイバスの工場に行きました。
バスを作っている大きな工場です。

 これが、本当に勉強になりました。
学級経営にも生かせそうな部分がたくさんありました。
そのいくつかを書いてみます。

工場内の整理整頓がすごい。
 半端ではありません。
 あらゆる種類のネジなどの部品一つ一つの置き場所にシールが貼られていました。そして、その小さな箱の中に部品がきちんと整頓されています。台車や物の置き場所にもシールが貼られ、きれいに置かれています。
 何がどこに置かれたらよいか、全部見える形にしてありました。
 教室でも、このようにシールを貼って置き場所をきちんと決めておくといいのではないかと思いました。

 人が通る工場内の通路には、花の名前がつけられていました。たとえば、バラ通り。ヒヤシンス通りなど。そしてその通りの責任者の顔と名前が看板に貼られていました。さらに、どんな美しい通路にするか、自ら考えた目標もその横に書かれていました。
 責任者が明確にされ、単に整理整頓!とするのではなく、遊び感覚も入っています。すごい工夫です。
 この発想、班活動、係り活動にも生かせそうです。

 上の方には大きな看板がいくつもありました。
「めざせ世界一の○○」
 目標となることをみんなの目に見えるところに大きく設置してあること。学級目標と似ています。

 また、笑顔の職員の写真とともに「おはようのあいさつ」というポスターがいたる所にありました。あいさつを大切にしているのです。
 笑顔のあいさつを重視していることがよくわかりました。
 学校でも同じです。あいさつは基本だと再認識しました。

 一人ひとりの職員の笑顔の写真がいたる所にありました。そして、一人一人のさまざまな目標が書かれていました。
 一人一人の気持ちが全部見えるようでした。
 笑顔の写真というのがいいです。コメント入りの笑顔の写真を教室のいろんな所にはることで、一人一人の存在感も大きくなっていくように思いました。

 グループごとに、仕事の改善案がポスターとなって貼られていました。各グループごとに創意工夫をし、仕事をより良くし、効率化していこうという姿勢が見えました。そして、良いグループは、顔写真入りで、表彰されていました。

 いろんな部分で、学級経営に生かしていけそうなところがありました。

一人一人が見えるようになっていました。
一つ一つが見える形にしてありました。
一人一人がやりがいのある工夫がいたるところにしくまれていました。

 それが良循環を生み、上向きの雰囲気を作り上げていくのでしょう。

 この世界は、その結果が数字となって現れます。そういう意味では、プロの世界です。そのプロの世界から学べることは多いと思いました。

 また、こういう緻密で細やかな工夫があるからこそ、日本の製品の品質が高いのだと思いました。技術は真似られても、こういう部分の真似は、なかなか難しいと思います。いろんな工夫やアイデアを出せるような子供達に、育てていきたいと思いました。

 いい学びの一日でした。


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